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どうもどうも皆さん。朝日です。
お元気でしょうか。
つい昨日Oasisについての記事を書いたというのに、まだ語りたいことがたくさんあって今日もOasisの記事を書くことにしてしまいました。
本日紹介するのはOasisの3rdアルバム「Be Here Now」です。
「Morning Glory」の圧倒的な成功のあとに作成されたということで、すさまじい期待のなか発表されました。
しかし、発売後は「期待外れ」だのなんだの言われていたようです。
結局1000万枚近く売り上げており、商業的には成功しています。
しかしこれだけ売れていても駄作としての扱いは変わらず、ノエル自身も
「最悪のロックンロールアルバムと呼ばれても仕方ない」
と語るほど毛嫌いしています。
現に、ノエルが選曲したベストアルバム「Stop The Clocks」には「Be Here Now」からは一曲も選曲されていません。
とくに歌詞が嫌いなようです。
しかし、ノエルの評価に対して、リアムはこの作品を高く評価しています。
このように兄弟間でも評価が大きく分かれるような今作ですが、私はこの作品は駄作扱いされるなんてとんでもない、それどころか現時点でOasisの中でも最も好きなアルバムです。
今回はそんな大好きな「Be Here Now」を語って語って語りつくす、そんな回です。
目次
1.私の「Be Here Now」との出会い方
2.作品全体に流れる壮大で美しいサウンド
3.寄り添ってくれるような優しい歌詞
4.おすすめ曲
1.私の「Be Here Now」との出会い方
私が「Be Here Now」と初めて出会ったのは、アルバムを代表する曲「Stand By Me」を知ったときです。
Oasisを知り始めた初期のころ、まだアルバムは「Definetly Maybe」しか持っておらず、まだまだオアシスの曲も少ししか知りませんでした。
それでも、すでにOasisの曲のすばらしさには気づいていたので、CDやYoutubeでそのとき知っている曲を繰り返し聞いていました。
そんなある日、優秀なYoutube AI君が「Stand By Me」をお勧めしてくれました。
なぜかサムネを見ただけで
「この曲は聞いたほうがいい」
と感じたので、聞いてみることにしました。
聴き始めてすぐに、美しいメロディと分厚いサウンド、包み込んでくれるようなリアムの優しい歌声に心を奪われてしまいました。
夕焼けのスタジオで撮られたようなミュージックビデオも曲の雰囲気を引き立てていて最高でした。
すぐに「この曲の収録されているアルバムが買いたい!!!」と思い、ブックオフへ出かけて買いました。
それがこのアルバムとの出会いでした。
2.作品全体に流れる壮大で美しいサウンド
このアルバムのすばらしさは、なんといっても分厚く美しいサウンドです。
1作目の「Definetly Maybe」は荒々しいサウンドで若々しさがあり、2作目の「Morning Glory」では1作目を受け継ぎつつ美しい弦楽器のサウンドを取り入れていました。
そして3作目では前2作と比べてギターのサウンドがクリアになっており、とても聞きやすいです。正直、1作目のアルバムは、書きならすようなサウンドがエネルギーにあふれまくっていて1回聞いたら休憩が必要でした。
サウンドがクリアなおかげで音の重なりを感じやすく、重厚な音楽性をこれでもかと楽しめます。聞いているとクッション性の高い布団に包み込まれているような感覚になります。
これを夕日の差す部屋でゆっくりしながら聞くと、それはそれは、この世ではないような多幸感に包まれます。
3.寄り添ってくれるような優しい歌詞
ノエルは酷評していましたが、「Be Here Now」に収録されている楽曲はとにかく歌詞がいいんです!
とくに私的に歌詞が好きな曲は「D'You Know What I Mean ?」「Stand By Me」「Don't Go Away」「Be Here Now」「All Around The World」「It's gettin' Better (Man!!)」です。Oasisのひたすら前進していくような力強さと、そっと寄り添ってくれる温かさが混ざり合って、とにかく元気をもらえます。
ぜひ和訳を調べながらじっくりと聞いてみてください。同封されている歌詞付きの冊子だけでなく、ウェブで和訳もいろいろ見て回ったほうが、様々な解釈が知れて楽しいと思います。
4.おすすめ曲
ここからは、「BE HERE NOW」に収録されている曲で、私の特におすすめな3曲を紹介したいと思います。
まず1曲目は、「STAND BY ME」です。
私がBE HERE NOWに触れることになったきっかけの曲で、私の苦しい日々をともに乗り越えてくれました。
まさに、常にそばにいてくれた曲です。
この曲の1番の魅力は、優しく寄り添ってくれる温かい歌詞です。
ノエルがこのアルバムの歌詞に対して下していた評価が信じられないくらい、この曲の歌詞は素晴らしいです。
個人的に特に好きな歌詞は
「So what's the matter with you ? Sing me something new」
の部分ですね。
この部分の哀愁あふれるリアムの歌声で一気にこの曲の虜になってしまいました。
普段荒くれ者のリアムの口からこんなにやさしい歌詞が出てきてしまうと、思わず泣いてしまいそうになります。
この曲のおすすめの聞き方は、夕方に西日の入ってくる部屋でしっとりと聞く聞き方です。
自分の中から幸せな情景が浮かび上がり、ものすごく満たされた気分になります。
ぜひ試してみてください。
二曲目は、「I Hope, I Think, I Know」です。
この曲の魅力は、曲全体を支配している疾走感です。
聴いている人を置いて行ってしまうような勢いがあり、落ち込んでいる心も置いて行ってくれます。
なにせ彼らの勢いに追いつこうとすると悩みなんて忘れちゃうのでね。
歌詞も良くて、自分の中に巣くっている弱気な心をぶち破ってくれます。
彼らの勢いに身を任せて、悩みを抜き去ってみてください。
3曲目は、「All Around The World」です。
この曲の良さは、なんといってもトランペットや弦楽器などが作り出す、何かの物語の最終回のような壮大なサウンドと、背中を優しく押してくれる歌詞です。
極の長さが9分20秒もある曲ですが、初めから最後まで全然飽きさせません。
後半にかけてどんどん盛り上がっていくので、むしろいつまでも聞き続けていたいくらいです。
この曲はギターぎゃんぎゃんかきならす系の曲ではないので、疲れた時や落ち着いた曲が聞きたい時などにとてもいいです。ゆっくりとこちらの気分を上げてくれます。
何かを頑張っている人の人生のBGMとなって、あなたの背中を支えてくれます。
今回は、不遇の名盤、Oasisの「Be Here Now」を紹介させていただきました。
もし「Morning Glory」までしか聞いたことないよって人がいらっしゃったら、ぜひ
「Be Here Now」も聞いてみてください。特に私がおすすめした3曲だけでもチェックしてみてください。
壮大な曲調や優しい歌詞に満足すること間違いなしだと思います。
それでは、よいOasisライフを!